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万能の天才が名画に隠したキリスト教最大の秘密『ダ・ヴィンチ・コード』

万能の天才が名画に隠したキリスト教最大の秘密『ダ・ヴィンチ・コード』

キリストには子供がいた!?

クリスマスはイブの方が盛り上がり、家族とではなく友人や恋人と過ごす。その日がキリストの誕生日だと言うことは知っているけれど、彼がどんな事を成し遂げ、どんな生涯を過ごしたかなんて、知らない。

大抵の日本人ならそう答えるかもしれませんが、それも当然。この国のキリスト教徒は、人口の1%程度しかいません。ちなにみに仏教は46%、神道は48%です。

そんな皆さんでも、これを聞けば驚くのではないでしょうか? 

「実は、神の子キリストには妻も子供もいて、その血筋は現代まで秘密裏に守られながら、脈々と受け継がれていた」……?

ミリオンセラーが原作

』は、そんな驚きの「真実」を盛り込んで書かれたダン・ブラウンの小説が原作の、ミステリー映画です。万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に、そのキリスト教最大の秘密が隠されているとあって、原作がミリオンセラーを記録しただけでなく、時ならぬダ・ヴィンチブーム、暗号ブームも引き起こしました。

もちろん日本でもブームは起こり、「ラングドンシリーズ」として続編が出版され、映画化されています。

天才が名画に隠した暗号

映画のあらすじを簡単にご紹介しましょう。

象徴学者のラングドン教授は、パリでの講演中、フランス警察の訪問を受けます。なんと、その日会うはずだったルーブル美術館館長のジャック・ソニエールが殺されたと言うのです。しかもその死体は、ダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」を模しており、それをしたのは殺されたソニエール自身でした。

捜査協力を依頼され現場にむかったラングドン。アカデミックな世界でのみ生きてきた彼は実際の死体をみて怯みますが、死体の横に書かれた暗号と思しき文字列に、ついつい引き込まれてしまいます。その文字列が暗号である事を知らせて来たのは、ソフィー・ヌブー捜査官。警察の暗号解読部門で働く彼女は、実はソニエールの孫娘であり、警察はラングドンに捜査協力を求めているのではなく、容疑者として逮捕するつもりだと告げます。

ソフィーの言葉を裏付けるように、彼の上着には発信機が。彼女の協力でその場をからくも脱出するラングドンですが、それは名画に隠されたキリスト教最大の謎を追う壮大な旅の、始まりでもあったのです……!

歴史をさかのぼるクエストへ

お葬式にはお坊さんを呼び、お正月には神社へ行くのが当たり前なわたし達日本人からすれば、「キリストに子供がいた」と言われても、「へぇ」と驚くくらいですよね。けれど唯一にして絶対の神を信奉する人々が多いヨーロッパやアメリカでは大論争を巻き起こし、ヴァチカンは「神への冒涜だ」としてボイコットを呼びかけ、果てはロン・ハワード監督やラングドン教授役のトム・ハンクスが釈明記者会見を開く騒ぎにまで発展しました。

そんな物議も醸したこの『』ですが、謎が謎を呼ぶ上質のミステリーとして、また十字軍を軸にした西洋の歴史を味わう物語としても楽しめます。キリスト教の秘密組織や警察に追われながら、パリからロンドンへ。2000年の歴史をさかのぼるクエストに、あなたも参加してみませんか?

作品情報

原題:『THE DA VINCI CODE』
主演:
監督:ロン・ハワード
シリーズ作品:『』『
原作:『』ダン・ブラウン著

ABOUT THE AUTHOR

Hiro Miyama
はじめまして。作家兼ライターの海山ヒロ(みやまひろ)と申します。

物心つく前から映画好きの両親に連れられ、映画館へ。そして家族のだんらん時に見ていたのは、各放送局の洋画劇場でした。おかげでしっかり映画好きに育ったわたしは、今日もまた、世界の片隅で映画への愛をこうしてつづっています。

ついつい口ずさみたくなる様な音楽に、悲喜こもごもの物語。そして素晴らしい衣装や舞台装置に夢のような風景が詰まった映画は、総合芸術です。
そんな数々の名画達に出会うお手伝いを、すこしでも出来れば嬉しいです。

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