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フィルムを喰らう!~感情中毒の巣窟~

あの名台詞達はここにある!『天空の城ラピュタ』

あの名台詞達はここにある!『天空の城ラピュタ』

名台詞の宝庫

「リーテ・ラトバリタ・ウルス。アリアロス・バル・ネトリール(我を助けよ 光よ蘇れ)」驚いた事に、いまでもこれをそらで言えました。あ。それを聞いてちょっと引いた方、いませんか?

宮崎駿監督、スタジオ・ジブリ製作のこの名作アニメ映画は、名台詞の宝庫ですよね。飛行石を目覚めさせる冒頭の呪文の他にも、ムスカ大佐の「人がまるでゴミのようだ」。「目が~、目が~」。パズーの名台詞と言えば、「親方、空から女の子が!」。この三つは色んなアニメや小説でパロディ化されています。

そしてなんといっても極め付きは、滅びの呪文「バルス」。地上波でこの作品が放映された際、大勢がツイッターで一斉に唱えてサーバーを落としかけた、恐ろしい呪文です。これを読んでいるあなたも実は、唱えた事があるんじゃないですか?

脇役の方が目立っている!?

『天空の城ラピュタ』の主役はシータとパズーの二人。のはずですが、脇役の方がはるかに目立っている様な気がするのは、筆者だけでしょうか?

まず、悪役のくせに(だからこそ?)異様にキャラ立ちしているムスカ。軍の特務機関なんて怪しい部署に在籍し、更には怪しさしか感じられない黒服黒メガネの男達を従えてスカしているくせに、どこか間が抜けていると言うか、「あて馬」感満載というか。彼がどれだけ偉そうにしていても、「あぁそこでやられてしまうんですね、分かります」と笑いながらしか観られません。

そしてなんといっても、ドーラ婆さん。空にいるけれど海賊で、シータとパズーを途中までは追いかけていますから、悪者枠にはいるはずですが、追い掛けている時からまったく憎めないあのキャラクター! 息子や部下を従えて、幾つか分かりませんが一番元気で強いところがたまりません。しかもちらっと出てきた若い時の肖像画では、ご本人の言う通りシータそっくりの美少女で……。

他にも、地下道で助けてくれるトムじいさんに力自慢のダフィ親方。武骨な鋼鉄製で目からレーザーなんて出す最強兵器のくせにどこか哀愁漂うロボット兵と、主役の二人を喰うほど気になるキャラクターばかりです。

幻のエンディングは本当にあるのか?

そして気になると言えば、この映画には「幻のエンディング」があると言われています。筆者はこの作品をテレビ放映でしか観た事がないのですが、「劇場版のエンディングには、パズーがシータを故郷のゴンドアへ送って行く」シーンがあるという噂があります。もし本当にあるならぜひ見てみたいものですが、DVDのパッケージでは確認できず、YouTubeなどでもそんな画像はありません。

でも一人ではなく複数の方が「あ、それ見たことある!」と書いているので、単なる都市伝説として片付けるのも……。

あぁ、気になる! さすがはスタジオ・ジブリ。さすがは宮崎駿。名台詞に名キャラクター、ゴリアテやタイガーモス号なんて言う面白気になる乗りもの達だけではなく、そんな謎まで用意するだなんて。だからきっとこの映画は、何度でも観たくなってしまうのでしょう。

さあ。そんな、子供から大人までワクワクドキドキしながら楽しめる素敵なこの映画。あなたも今夜あたり、観てみませんか?

作品情報

出演者(声): (パズー)(シータ)、(ドーラ)、(ムスカ)
監督:

ABOUT THE AUTHOR

Hiro Miyama
はじめまして。作家兼ライターの海山ヒロ(みやまひろ)と申します。

物心つく前から映画好きの両親に連れられ、映画館へ。そして家族のだんらん時に見ていたのは、各放送局の洋画劇場でした。おかげでしっかり映画好きに育ったわたしは、今日もまた、世界の片隅で映画への愛をこうしてつづっています。

ついつい口ずさみたくなる様な音楽に、悲喜こもごもの物語。そして素晴らしい衣装や舞台装置に夢のような風景が詰まった映画は、総合芸術です。
そんな数々の名画達に出会うお手伝いを、すこしでも出来れば嬉しいです。
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