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映画におけるイケメン鑑賞のすすめ

映画におけるイケメン鑑賞のすすめ

イケメン鑑賞のすすめ

ストーリーを楽しむ。美しい映像を楽しむ。音楽やVFXや衣装を楽しむ。それこそ映画を観る楽しみは人それぞれ、作品によっても異なるでしょうが、イケメンを鑑賞するという楽しみ方はいかがでしょうか?

普段の生活では恐らく絶対にお会いすることのないだろうイケメンが、笑い、叫び、号泣し、踊り、微笑む様を堪能する。まさに至福の悦びです。今回はその中でも特に、「この役ならこの人!」と筆者が思うイケメンをご紹介したいと思います。

泣き顔が似合うイケメン

差別と言われるかもしれませんが、筆者は現実では人前で泣く男性を好きではありません。しかしスクリーンの中でならば、その姿を美しく感じられるのだから不思議なものです。

中でも泣き顔が抜群に似合うイケメンとしてまず挙げたいのは、ユアン・マクレガー。スコットランド出身の顎のがっしりした髭面も似合う彼ですが、『ムーラン・ルージュ』で魅せた(誤字ではありません)泣きっ面は必見。『天使と悪魔』でも冒頭から顔をくしゃくしゃにして泣いており、その途方に暮れたような泣き顔は、多くの女性(もしかしたら男性も?)をときめかせた事でしょう。

次にあげたいのは、『マイティ・ソー』でブレイクし、いまや正統派英国俳優の代表格となったトム・ヒドルトン。悪役にもかかわらずあれだけ人気が出たのは、彼が劇中みせた捨てられた子犬のような泣き顔のおかげでしょう。その後、同じマーヴェル・シリーズの『マイティ・ソー ダーク・ワールド』や『アベンジャーズ』でも彼のその顔を期待したのは、筆者だけではないはず。

他にも、映画よりはテレビドラマで活躍しているクリス・ノースなど、泣き顔が似合うイケメンは沢山いますが、共通するのは皆さん端正な、どちらかと言えば古典的なイケメンだと言う事ですね。

君こそヒーロー!

先にあげたマーヴェル・シリーズの興隆を言うまでもなく、ヒーロー物はいつの時代でも人気のジャンルです。そしてヒーローを演じたイケメンはいくらでもいますが、「もうこの人しかこの役は考えられない」という人はごく少数。その中の筆頭としてあげたいのは、『スーパーマン』を演じたクリストファー・リーヴ。『ある日どこかで』などの作品にももちろん出ているのですが、スーパーマン以外の彼は想像できないほどのハマり役でした。

最近のイケメンで言えば、『キャプテン・アメリカ』シリーズのクリス・エヴァンス。『ファンタスティック・フォー』等で見せていた軽薄な兄ちゃんの面影はすでになく、古き良きアメリカン・ヒーローの代表格になりました。

正統派ヒーローのこの二人に対し、「俺様」と注釈を最初につけたくなるのが、『アイアンマン』シリーズのロバート・ダウニー・Jr.と『マイティ・ソー』シリーズのクリス・ヘムズワース。二人ともヒーローには違いないのですが、戦闘時以外の言動は……。けれど彼ら以外がこの役を演じていたら、あれほどのヒット作にはならなかったのは間違いないほどのハマリ役です。

苦悩する姿が似合いすぎる

恋愛もの、アクションもの、戦争ものとそのジャンルに関係なく、泣ける映画や泣けるシーンはあります。筆者はもともと、宣伝用のトレイラーで涙ぐんでしまうほど映画に関しては泣き上戸ですが、特にこの方達が登場すると、泣きスイッチが入ってしまいます。

その筆頭として挙げたいのが、エド・ハリス。イケメンとはもしかしたら呼べないかもしれないお顔ですが、苦悩する姿がハマりすぎるほどハマる役者さんで、眉間に深く刻まれた皺はすでに彼のトレードマーク。『アポロ13』では苦闘する主席管制官を。『ザ・ロック』では義憤に駆られて祖国に弓引く戦争の英雄を演じています。

お次にあげたいのは、『ロード・オブ・ザ・リング』でボロミアを演じたショーン・ビーン。どちらかと言えば厳つい豪快な笑いが似合う彼ですが、祖国を想い苦悩する姿が実に似合っていました。そう思ったのは筆者だけではないようで、大人気海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でも同じような風貌で苦悩する領主の役を演じています。

貴女だけの楽しみ方を

以上、思いつくままにあげてみましたが、一口に「イケメン」と言っても、実に多種多様の鑑賞ポイントがある事がお分かり頂けましたでしょうか。

筆者がいわゆる「王子様タイプ」ではなく影のあるタイプが好みの為、今回あげたイケメン達もそうなりましたが、もちろん、笑顔の素敵なイケメン、闘う姿が胸アツのイケメンもたくさんいます。どうぞ貴女だけのイケメン鑑賞ポイントを探り、より一層映画を楽しんでくださいませ。

ABOUT THE AUTHOR

Hiro Miyama
はじめまして。作家兼ライターの海山ヒロ(みやまひろ)と申します。

物心つく前から映画好きの両親に連れられ、映画館へ。そして家族のだんらん時に見ていたのは、各放送局の洋画劇場でした。おかげでしっかり映画好きに育ったわたしは、今日もまた、世界の片隅で映画への愛をこうしてつづっています。

ついつい口ずさみたくなる様な音楽に、悲喜こもごもの物語。そして素晴らしい衣装や舞台装置に夢のような風景が詰まった映画は、総合芸術です。
そんな数々の名画達に出会うお手伝いを、すこしでも出来れば嬉しいです。
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