むびれぽ

フィルムを喰らう!~感情中毒の巣窟~

聖地巡礼ロード・オブ・ザ・リング…ホビット|中つ国は実在する

聖地巡礼ロード・オブ・ザ・リング…ホビット|中つ国は実在する

中つ国は実在する

たとえ筆者のように、『ロード・オブ・ザ・リング』の三部作すべてをコレクターズボックスで購入するほどのファンでなくとも。一度でもあの映画を見た方ならば、同意してくださるでしょう。「中つ国」はあります。というか、かつてはありました。撮影地であるニュージーランドに。

『旅の仲間達』で登場した「裂け谷」などはセットですが、背景として映っている雄大な自然のほとんどは、本物です。つまりかの地に行けばそれだけで、映画の空気を味わえるわけです。

そして、もしあなたが、更に『ロード・オブ・ザ・リング』の世界に浸りたいと言うのであれば、ココがお勧めです。

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

劇中では「ホビット庄」とも「シャイア」とも呼ばれるあの村のロケ地。現在は、「Hobbiton」という名のテーマパークとなっています。場所は北島。オークランドから車で2時間ほどの、マタマタ郊外にあります。

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

旅行会社主催のオプショナルツアーもありますが、もし単独で行くならばチケットはこちらの建物でどうぞ。2階はレストランで、1階がお土産物も売っているチケットセンターです。

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

ちなみにガイド付きツアーは75ニュージーランドドル($)くらい。日本円で約7千円。2時間15分のガイドツアーで、映画のセットをたっぷり見せてくれるのですから、まぁ高くはないかな?

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

なにしろこのシャイア、広いです。撮影に貸しだされたのは4ヘクタールほどですが、そこまでは延々と羊の放牧地が広がっています。その為チケットセンターからバスに乗って移動するのですが、なんとそのバスの扉に役の名前が書かれているのです!

上の写真は『ホビット』で登場した「緑の魔法使い」ラダガスト。もうココからすでに、テンションが上がりますよね。

映画で見た世界がそこに

シャイアは見どころ満載ですが、まずはファンならば絶対に外せない場所をご紹介しましょう。

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

はい、「袋小路館」です。シャイアでも高台の最も見晴らしの良い場所に建っています。

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

もちろん家の前には、あの木のベンチ、『ホビット』で煙草をふかしていたビルボがガンダルフに会うあの木のベンチや、「パーティ関係者以外お断り」 の貼り紙もあります。ハーブや草花に囲まれたその姿はまさに映画のままですが、家の上の木だけは本物ではありません。

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのロケの時には本物の木が植えられていたのですが、ロケ地を借りた当初の計画では、撮影終了後に元の放牧地に戻すことになっていたので、抜いてしまったわけです。その後、『ホビット』の製作が決まり、同じ木を探したのですがどこにもなく。時間も迫っていたこともあり『ロード~』との整合性を取る為、作りものですが同じ形の木をココに置いていると言う事です。

ちなみにこの袋小路館の中には入れません。

まぁ映画でも中はセットでしたからねぇ。特に「袋小路館」はホビットサイズと人間サイズの二つを使って撮影する必要がありましたから、ここに作るのは無理だったでしょう。

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

現在のシャイアには44戸の家があります。『ロード~』の撮影開始時には37戸。隣のオーストラリアと同じく、ニュージーランドでも干ばつの影響はあるのですが、写真の通りシャイアではいつも緑が青々しています。これは、映画の雰囲気を楽しんでもらおうと、大量の水をワイカト川から運んでいるおかげです。

それからガイドさんによれば、ここに来る日本人の半分以上が、『ロード~』も『ホビット』も見ていないとか。コレクターズボックスまで持っている著者にしてみれば、何とも意外な話なのですが、観なくとも来たくなるところということでしょうか。……でもなぁ。観てから行った方が、絶対に楽しめるし、盛り上がると思うのですよね。

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

ほら例えば、ここ。ファンの方なら解りますよね?そう。フロドの忠実な従者にして庭師のサムの家です。『旅の仲間達』の冒頭、ビルボのモノローグでホビットについて語る時にも出てきましたし、『王の帰還』のラスト、フロドを見送ったサムが「帰ってきたよ」と万感の思いで呟いたあのシーンでも出てきます。

『ロード~』シリーズの中でもらえるとしたら絶対に「袋小路館」が欲しい筆者ですが、この素朴なサムの家も隠れ家的で良いなぁと思っています。

「グリーンドラゴン」でエールを

先に、このロケ地は当初元の牧草地に戻す予定だったとお話ししました。解体途中でテーマパークとして残すと言う話になったのですが、オープン当初はセットそのままの場所が沢山あったそうです。

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

例えばこの橋。『旅の仲間たちで』で馬車に乗ったガンダルフの映像で使われていましたが、少し前まで発泡スチロール製でした。

現在は本物の橋になっており、渡れます。そしてこの橋を渡った先にはフロド達の行きつけの店であり、三部作の最後、『王の帰還』でシャイアに戻って来た時にも集った居酒屋パブの「グリーンドラゴン」があります。

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

そしてこのグリーンドラゴン。なんと実際に営業しており、映画さながらに軽食を楽しむことができます。

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

壁には映画(原作)を忠実に再現した貼紙も貼られ、サムが弟子を募集している内容のものなどもありますから、ファンならば、いえファンならずともここで飲むしかありませんよね!

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

入場料にはビール一杯分のお値段も込みですから、ホビット気分で舌鼓をうちましょう。

アンバーエールにノンアルコールのジンジャービール、他にはダークエールとアップルサイダーも選べます。追加料金でお代わりも可能ですが、飲み過ぎにご注意を。映画の中でメリーとピピンがテーブルの上で踊っていましたが、イイ気分になったからといって、真似しないでくださいね?

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

そうそう。ここでは無料でホビットの衣装を借りることもできますから、乾杯ついでにホビットになりきって記念撮影もいかがでしょう?

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

一杯加減で気分の盛り上がった後は、外へ。グリーンドラゴンの湖側の出口から出ればそこは、『旅の仲間達』のビルボの誕生日パーティのシーンで使われたテントもあります。

そしてこのコラムでは主要な見どころのみご紹介しましたが、シャイアの中はそれこそ映画で見た風景が広がっていますから、心おきなく堪能する為に、体調は万全に。おこずかいはたっぷりと。デジカメのメモリーと電池の予備は多めにお持ちください。

また、『ロード・オブ・ザ・リング』の聖地はマタマタだけではなくニュージーランドの全域にあります。『二つの塔』のエドラスの丘など複数のロケ地を周遊するツアーなどもありますので、以下のサイトを参考に、巡礼前にはゆっくりとお悩みくださいませ。

お土産物もお忘れなく

さて、さて。映画の世界をたっぷり堪能した後は、帰った後も思い出を反芻すべく、お土産を買いましょう。

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

ここのショップは充実の品揃えで、『指輪物語』や『ホビット』の原作本はもちろん、ビールやマグカップといった定番ものからガンダルフ(「ガンダルフ・グレイ」バージョン)のマントや「関係者以外立ち入り禁止、ただしパーティ以外」の貼り紙まで売っています。

(C)旅したトコと伝えたいコト@μ

アクセサリー類も多種多様で、当然あの「指輪」も売っています。あぁ、もちろんレプリカですから、ご心配なく。フロド達のように支配される恐れは……たぶんありません。

とは言え、ガンダルフのマントは日本円で8万円、指輪は1万4千円しますから、熟慮のうえご購入くださいませ。

*このコラムの写真はすべて、ブログ「旅したトコと伝えたいコト」を運営されているμ様から頂きました。

世界33カ国を旅するμ様のブログは、旅と食の楽しみを刺激してくれるコラム満載ですので、ぜひご訪問ください。

ABOUT THE AUTHOR

Hiro Miyama
はじめまして。作家兼ライターの海山ヒロ(みやまひろ)と申します。

物心つく前から映画好きの両親に連れられ、映画館へ。そして家族のだんらん時に見ていたのは、各放送局の洋画劇場でした。おかげでしっかり映画好きに育ったわたしは、今日もまた、世界の片隅で映画への愛をこうしてつづっています。

ついつい口ずさみたくなる様な音楽に、悲喜こもごもの物語。そして素晴らしい衣装や舞台装置に夢のような風景が詰まった映画は、総合芸術です。
そんな数々の名画達に出会うお手伝いを、すこしでも出来れば嬉しいです。

LEAVE A REPLY

*

Return Top